Copyright © 2010-2021 Acarine Inc.  All rights reserved.

アルゴリズミック・デザイン

アルゴリズミック・デザインとは、デザインのコンセプトや表現法を数式やプログラミング言語などによって一連の手順にまとめ、これを実行することによって、形態や配置などを創出するデザイン手法である。また、アルゴリズムに埋め込まれたパラメータを調整することで、デザインのコンセプトや表現法はそのままに、多様な形態や配置を得ることができる。

アカリネ005の不思議な模様は、このアルゴリズミック・デザインを用いて生成させた。そのプロセスは、まず「点群」を任意配置する。その点群から「ボロノイ図」と呼ばれる垂直二等分線から作図できる幾何学模様を作り、最後にその模様の内接円を直角部は小さく、円周部に近づくにつれ大きくなるように変化させることで、有機的なフォルムが完成する。この模様はトンボの羽根や植物の細胞膜と同様の生命が持つデザインでもある。アカリネ005のアルゴリズミック・デザインは、日本大学 生産工学部 創生デザイン学科 三井研究室の協力によってデザインした。